完全に理解した!HDR動画【iPhoneで撮影〜MacのFinal Cut Proで編集〜YouTubeアップロードまで】#iPhone #FinalCutPro #Compressor
レッスン内容

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HDRに対応したディスプレイ

輝度が高くて、明るい。 例:1,000ニト

コントラスト比が高くて、黒色がしっかりと黒い。 例:1,000,000:1

色域が広くて、色数が多い。 例:P3の色域、10ビット深度

などのスペックを備えています。

あとは、視野角だったり、映り込みが少ないことや、正面以外から見ても、色と画質に歪みが生じないディスプレイが、よいディスプレイの目安です。

Display P3

色域が「Display P3」に対応しているディスプレイであれば、Rec.2020の色域をほぼ表現できます。「ほぼ」というのは、100%ではありません。

従来の色空間には、sRGB、Adobe RGB、NTSCなどがあります。

HDR動画を作ったら、「Display P3」に対応したディスプレイで観てもらう必要があるのですが、心配はいりません。

「Display P3」に対応したディスプレイは身近にあって、現行のiPhone/iPad/Macはすべて対応しています。

これは、それほど最近のことではなく、iPhone7からDisplay P3対応のディスプレイが搭載されているのです。

Macのシステム設定で、輝度を変更することができます。

アップルメニューの「システム設定…」を開いて、サイドバーから「ディスプレイ」を選択します。

「プリセット」から色空間を変更することができます。

MacBook Pro 14インチには、「Apple XDR Display (P3-1600nits)」のプリセットがあり、最大輝度が1,600ニトまで表示できます。

このプリセットで、HDRに対応したディスプレイで編集作業を行うことができます。

一時的にSDRのディスプレイ環境で確認する場合は、ここを「Apple Display (P3-500nits)」に変更します。

最大輝度を500ニトに落として、SDRのディスプレイで表示した場合のシミュレーションができます。