Script
HDR動画の書き出しのポイントです。
書き出し|YouTube/Vimeo
それぞれのサービスが、どんな形式に対応しているかは、YouTubeやVimeoのサイトで確認できます。
ハイ ダイナミック レンジ(HDR)動画をアップロードする – YouTube ヘルプhttps://support.google.com/youtube/answer/7126552?hl=ja
YouTube にアップロードする動画におすすめのエンコード設定 – YouTube ヘルプhttps://support.google.com/youtube/answer/1722171?hl=ja
HDRおよびドルビービジョンの動画をアップロードする – ヘルプセンターhttps://vimeo.zendesk.com/hc/ja/articles/115015382768-HDRおよびドルビービジョンの動画をアップロードする
書き出しのコーデック
「H.264」の上位互換の、H.265(HEVC)もアップロード可能です。
「H.265」の正式名称は「MPEG-H HEVC」で、ただ「HEVC」と表記されることが多いです。
高画質なのにデータ容量が軽いコーデックです。
Final Cut ProからHDRファイルを書き出す – Apple サポート (日本)
Compressorで書き出し設定をつくる
「Compressor」を使って、書き出し設定をつくっておきます。
ポイントは、
色空間を「Rec2020 PQかHLG」
コーデックを「HEVC」
プロファイルを「10ビットカラー」
データレートは、YouTubeの推奨を参考にします。
YouTube にアップロードする動画におすすめのエンコード設定 – YouTube ヘルプ
最後に、「Dolby Vision 8.4メタデータを含める」をオンにしておきます。
Compressorで書き出し設定を保存したら、これをFinal Cut Proで読み込みます。
「設定…」を開いて、「出力先」タブを選択します。
サイドバーの「出力先を追加」から「Compressor設定」をドロップします。
先ほど作った、書き出し設定を読み込みます。
「共有」ボタンから、カスタマイズした書き出しができるようになりました。
HDRを、従来の8ビットの「H.264」で書き出そうとするとアラートがでますので、10ビットのH.265で書き出しを行なってください。
マスターを書き出す
「Apple ProRes」は、最終マスタリングファイル、マスターを書き出すときに使うコーデックです。
Final Cut Proで最終マスタリングファイルを書き出す – Apple サポート (日本)
Macのメディアエンジン
動画の書き出しは、MacBook Proなど、専用のメディアエンジンが搭載されているデバイスでは、ソフトウェアで処理するよりも処理速度が早いです。
14インチと16インチMacBook Pro – 仕様 – Apple(日本)
YouTubeの処理
YouTubeに動画をアップロードすると、SD、HD、4Kの順番に処理が完了してから、最後にHDR版の動画が作成されるので、タイムラグがあります。
同じYouTubeでも、ブラウザやアプリによってHDR動画の対応は異なります。
たとえば、スマホのブラウザでYouTubeの動画を再生しても、HDR動画ではなく、SDR動画が再生されます。