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登山靴
登山靴のカテゴリーも様々です。
アルパイン ライトアルパイン トレッキング トレイルランニング アプローチ ベアフット
流行のようなものがあって、たとえばトレランシューズは1990年以降に生まれたカテゴリーです。
ミッドカットとローカットでは、足首の可動域が違います。
靴とソールの硬さは、岩場での安定性につながります。つま先が硬いと、少しの岩にも安定してひっかかります。
ソールの素材と形状は、グリップ性に影響します。
歩き方と靴選びについて
登山靴はザックと連動していて、さらに身体と連動しています。
足のトレーニングや、山での歩き方のスキルにあわせて選びましょう。
ミッドカット
お店で、これから登山をはじめたいというと、おすすめされることが多いのが、このミッドカットです。
ローカットと比べると、足首の可動域が制限されるので、足首のねんざを防げます。
地面に対してフラットに着地する形が作られる良さもあります。
足の甲の紐はしっかりと締めて、足首の紐はゆるめにしておきます。
下山の時は、足首の紐をやや締めて、足のつま先が靴の先端にぶつからないようにします。ぶつかると、靴ずれや豆ができて歩くのが困難になります。
ローカット
足を鍛えることを前提に、自信を持ってローカットで軽いシューズを選ぶことをおすすめします。
靴をローカットにするためには、道具全体のチューニングが必要です。
重い荷物を背負って、腰も固定されて可動域が制限されている状態では、足首をひねってしまう危険があります。
必要なものだけを持って、荷物を軽くします。
荷物が軽いと、足元も変わります。
トレランシューズ
トレランシューズは、軽量なのと、サイドの補強により岩にぶつかっても破れにくく、ソールのグリップ力も高いです。
おすすめしたいのはHOKAの「SPEEDGOAT」というトレランシューズです。
登山に使うシューズは、普段から履いて感覚を掴んでおくことが重要だと考えています。
普段履きに適したシューズとして、「SPEEDGOAT」とほぼ同じ形状の「CLIFTON」があります。
HOKAのトレランシューズには防水性はありませんが、逆に濡れてもすぐに乾きやすい素材と構造になっています。
ベアフット
ベアフットは、裸足に近い感覚で履けるシューズです。
中でも有名なのがルナサンダルです。
登山では、ビブラムソールのメガグリップが力を発揮します。
標高1,000m以下の、岩場ではない土っぽい山なら、ルナサンダルで問題ないです。
これだけ裸足に近い履き物だと、歩き方も変わります。
かかとから着地する歩き方だと、かかとが痛くなってくるので、自然と足の腹での着地に変わっていきます。
はじめてルナサンダルを履いて歩くと、足の裏が筋肉痛になると思います。
ちなみに、ルナサンダルはタラウマラ族という、1日に何十キロも走っている山岳民族の履き物がベースになっています。
近年はマラソンでも履いている人を見かけるので、興味がある人は調べてみてください。