コース内容
大寒波の西穂高岳【いざ、独標へ🏔】
0/1
大寒波の西穂高岳【いざ、独標へ🏔】
レッスン内容

Script

Day1

大寒波の西穂高岳、独標を目指します。

JR富山駅

2023年1月下旬、大寒波がやってきました。

1時間前までは、まったく無かった雪です。

新幹線中央改札口前 2Fデッキ

雪国での「雪」や「寒さ」に対する価値観というのは、雪が降らない場所では、考えられないものだなぁと思います。

雪国に住む人にとっては、冬は毎年こういうものだし、大雪でも生活できる知恵があります。

雪に対する耐性が、地域や個人の中にあります。

度々やってくる自然の脅威に対して、力を持って対峙できるように。

特急ひだ

こんな雪の日は「特急ひだ」に乗って下呂温泉まで行くのもいいですが、高山駅で降ります。

深山荘

深山荘は、源泉掛け流しの露天風呂があります。

今日はここに泊まって、明日の朝、西穂高岳に向かいます。

チェックインで女将さんに「え、登るの?」と聞かれ、「まー、行けるところまでー」と。

奥飛騨温泉郷新穂高温泉-深山荘-

湯華 姫のゆ

深山荘のあたりは一晩で15cmくらいの積雪でした。

寒波と雨雲は別のものなので、気圧配置や雨雲レーダーを何度も眺めていました。

朝風呂です。気温が-20℃なので、どれだけ温泉で温まっても、上がった瞬間に体の芯まで冷えます。

新穂高ロープウェイ

朝8:30頃に新穂高ロープウェイの運行状況が更新されました。

「第2ロープウェイは、強風のため運行を見合わせます」とのこと。

ロープウェイの乗り場まで、深山荘の車で送迎していただきました。

積雪量は例年通りとのことですが、「今日は気温がかなり低いですね」と。

現地で様子を聞いてみると、第2ロープウェイの運行は、終日難しそうでした。

深山荘の女将さんも話していましたが、ロープウェイは第1よりも第2の方が距離が長いし標高も高いので、風の影響を受けやすいようです。

仕方ないので、そのままバスで帰宅することに。

【公式サイト】新穂高ロープウェイ

手打ち そば うどん「飛騨」

あたたかい天ぷらそばを、かけそばと天ぷらを別皿にした「天もり」の状態でいただきます。

飛騨高山駅前 飛騨産そば 飛騨

チョコモナカジャンボ<限>

全国旅行支援のクーポンの残高が残っているので「チョコモナカジャンボ」の「50周年記念限定商品」をいただきます。

お湯がでない

帰宅。

天気予報では、今日はずっと氷点下でした。

給湯器が凍ってしまい、でるのはお風呂の浴槽の冷水のみ。

地中の水道管が凍ることはないのですが、水道管が地上にでてから蛇口までの間で、給湯器まわりのパイプが凍っているものと思われます。明日のお昼頃まで、お湯は難しいでしょう。

トラブルからリカバリーしつつ、その状況を楽しむのは得意な方です。

スパ・アルプス

「北アルプス」に向かっていたはずが、「スパ・アルプス」にたどり着いたやつです。

24時間営業で、「北アルプスのおいしい天然水」を使った、おいしい水風呂があります。

全国旅行支援の「とやま観光キャンペーン」のプランがあります。

サウナと水風呂、夕食と朝食で満喫しました。

富山・カプセルホテル【公式】スパ・アルプス

Day2

いざ、独標へ。

高山駅前のビジネスホテルを、2泊予約しました。

登山口へ

JR高山駅のバスセンターから、濃飛バスで「新穂高ロープウェイ西穂高口駅」まで向かいます。

高山・平湯温泉から新穂高ロープウェイへ | 濃飛バス公式サイト

次に、新穂高ロープウェイの「新穂高温泉口」から、第1と第2の2つのロープウェイを乗り継いで、西穂高口までいきます。

新穂高ロープウェイの公式サイトは、だいたい朝8:30頃に運行状況が更新されます。

「風も弱く、天気も良好で大パノラマがお楽しみいただけます」の情報。

ライブカメラでの景色も良好です。

【公式サイト】新穂高ロープウェイ

第2ロープウェイでは、ゴンドラの中で拍手と歓声が起きるくらいの絶景でした。

屋上の展望台からみえる、これから登る山です。

ここが西穂山荘、丸山、独標、ピラミッドピーク、チャンピオンピーク、そして主峰の西穂高岳です。

今日はここから「独標」まで登ります。

アイゼンを履いて、トレッキングポールを持ってスタートです。

しばらくは樹林帯を歩きます。

西穂山荘

なかなかの急登がありつつ、1時間くらいで西穂山荘に到着です。

ここからはフル装備です。バラクラバ、ゴーグル、ヘルメット、ピッケルを装備して、行動食を食べて、お湯を飲みます。

ここから稜線にでた瞬間、吹雪になりました。

避難できる場所もないので、途中で服を着替えたり、装備変更などは難しい状況です。

バラクラバを外すと顔が凍傷になるくらいの、-15℃の吹雪でした。

というかバラクラバが凍りました。

西穂山荘

丸山

かすかに見える、あれが独標では。

独標

まずは独標まで行きたくて、いまできているトレースや、まき道の真意性、危険な核心部の情報を集めてきました。

たとえるなら、ファミコン世代ならわかる「残機1のスペランカー」状態。他のゲーム機に移植もされているので、知っている人も多いかと思います。

もちろん制限時間もあり、最終のロープウェイに間に合う必要があります。

西穂高岳の山頂まで行く場合、タイムリミットがあります。冬季のロープウェイの最終は16:15なので、余裕をもって15:30には乗りたいです。

「丸山11:00→独標12:00→西穂高岳13:00」くらいがタイムリミットで、それを下回るペースなら引き返した方がいいと思います。

数日前、大寒波の日に来たときに、20mの強風で第2ロープウェイが運休で引き返しました。

その時にイメージトレーニングしすぎて、身体の変なところのスイッチを入れてしまったので、沸き立っているコレを鎮めるには再チャレンジしかないということで今日です。

ついに独標手前の核心部にたどり着いて、情報収集とイメージトレーニングで解像度を高めてきたので、怖いとかそういう概念ではありませんでした。

さらに先を眺めてみた。

また来るよと振り返った独標。

登山記録

ヤマレコ

YAMAP